20代後半でした。
結果的には高値掴みで大失敗でしたが、そのときの経験はいまに生きています。
今日は、ちょうどその頃にあったお話を書きたいと思います。
20代後半に祖父が亡くなり、告別式を終え、久しぶりに会った叔父さんと新幹線で自宅まで帰ってきたときの会話です。
叔父: 「白ヤギ君、マンション買ったんだってね。それはとってもいいことだよ」
ヤギ: 「え、借金を背負ってしまったのがどうしていいことなんですか?」
叔父: 「不動産を持っていると、銀行がお金を貸してくれるんだよ」
ヤギ: 「へー、そうなんですか。これ以上借金はしたくないですけど」
叔父: 「ははは」
当時は、その意味が全くわかりませんでした。
叔父はその頃、斜陽産業だった会社を早期退職し、事業を起こしたばかりでした。
会話の中身は、事業を起こすための開業資金の事だったんですね。
サラリーマンの自分には何のことだかさっぱりわかりませんでした。
また、サラリーマン時代に購入した自宅と、単身赴任先の仙台で購入したマンションからも賃貸収入を得ていたようです。
そして、不動産投資を始めて、その意味がわかったとき、叔父さんを訪ねようと思った矢先に癌で亡くなってしまいました。
融資の話、ビジネスの話、たくさん聞きたかったな〜
その後、叔父の事業は売却となり、叔母は悠悠自適の生活を送っています。
あまり接点は無かったけど、いまでも尊敬している叔父です。